10か条

 名言、名文というのとは少し異なりますが、初任の時代から時々参照させてもらっている10か条。佐々木常夫さんという方が挙げておられるもので、一時期ビジネス誌に載っており、己もまたそこで目にしたのでした。

 

1 計画主義と重点主義
 仕事の目標設定→計画策定をし、かつ重要度を評価すること。自分の在籍期間、今年・今月・今週・今日は何をどうやるか計画すること。すぐ走り出してはいけない。優先順位をつける。
 
2 効率主義
 目的を十分に踏まえ、どのやり方が有効か、できるだけ最短コースを選ぶこと。通常の仕事は拙速を尊ぶ。
 
3 フォローアップの徹底
 自ら設定した計画のフォローアップをすることによって、自らの業務遂行の冷静な評価を行うとともに、次のレベルアップにつなげる。
 
4 結果主義
 仕事はそのプロセスでの努力も理解するが、その結果で評価される。
 
5 シンプル主義
 事務処理、管理、制度、資料はシンプルをもって秀とする。優れた仕事、優れた会社ほどシンプルである。複雑さは仕事を私物化させやすく、後任者あるいは他者への伝達を困難にさせる。
 
6 整理整頓主義
 情報収集、仕事のやりやすさ、迅速性のため整理整頓が要求される。資料を探すロスのほかに、見つからずに結局イチから仕事をスタートするという愚を犯す。
 
7 つねに上位者の視点と視野
 自分が課長ならどうするか、部長ならどうするか、という発想で仕事を進めることは、仕事の幅や内容を豊かにし、自分および組織の成長につながる。
 
8 自己主張の明確化
 自分の考え方、主張を明確に持つとともに、他人の意見をよく聴くこと。自分の主張を変える勇気、謙虚さを持つこと。
 
9 自己研鑽
 専門知識を習得し、他部署・社外へも足を運ぶこと。管理スタッフなら管理会計程度は自分で勉強し、身に付けておくこと。別の会社に替わっても通用する技術を習得すること。
 
10 自己中心主義
 自分を大切にすること→人を大切にすること。楽しく仕事をすること。健康に気をつけること。年休をとること。