志ん生芸談

志ん生芸談 (河出文庫)

 面白かった。予想できたことではあるが、生き方が、普段の語り口がハナシそのもの。

 最近の失敗したビジネス書みたいなことを言うのもなんだが、仕事の構え、人付き合い等処世渡世の知恵がふんだんに含まれてもいる。

 志ん生の落語いろいろと聴きたい。ちなみに己は「品川心中」に出てくる志ん生の女の声色を部分的に真似できる。使い勝手の悪い持ちネタのひとつである。