個人的月曜断食まとめ① かなりよく出来ている仕組み

 2019年の10月に月曜断食を始めた。もとの体重が104~5kg。1ヶ月と少しで10kg痩せた。それからは停滞期と油断もあって減りはごくゆるやかで、2019年の終わりから2020年の初めにかけては、体重は92~3kgのあたりを行き来している。年末年始は何かと会食も多く、過食しがちな機会が絶えないが、大幅な体重増はなく何とか過ごしている。

 今回は実行して感じたことの中で、「月曜断食はかなりよく出来ている仕組み」であるということについて以下に記す。

 まず、間違いを伝えてはいけないので、基本的な考え方・やり方は以下のとおり。

 

www.lettuceclub.net

 

 このように提唱者のインタビューも交えた、準公式の情報もウェブにはたくさん掲載されている。ただししっかり取り組むのであれば、提唱者の書籍を手許においてやるのが一番間違いはないように思う。別に宣伝を頼まれたわけでもないけれど、一応以下。

 

月曜断食 「究極の健康法」でみるみる痩せる!

 

 さて、一連の流れについて、実際と所感を述べていくことにする。

 

① 月曜日の断食

 冒頭に書いたとおりのデブである私にとっては、これがとにかくつらく感じられた。月曜断食は既に実践している同僚から勧められたものだが、最初は断っていた。「だいたい食べるのが好きでこんななりなのに、そんなことできるわけないですよ」、と。

 しかし個人的に、実践を促すような条件がいくつか調い、案外初手からうまくやれることになる。一つはランニングの効果が出ていなかったこと。以前フルマラソンを走っていたことがあって、数年ぶりに再挑戦を始めたはよいものの、走るわりに体重は減らないし、重いままだと走ることがいつまでも苦行だった。だから体重を減らすことそれ自体よりも、少しでも楽に走るために、という方に目的が寄っていたので、一つの新しい方法として、と手が伸びた。

 また、たまたま朝1食、朝昼2食抜かざるを得ないような機会が開始期の少し前にあった。これによってゆるやかに月曜の不食に移行できたのではないかと思う。

 体重が相当ある人、普段から過食傾向にある人は、最初から自己流や言い訳をせず、この不食日をどうにか頑張って過ごしてほしい。大デブの場合これまでの流れがブツっと断たれるので、初回はこれだけでも案外成果が出る。そして腹が心持ちすっきりした感じを覚える。

 ただし公式の情報にあるとおり、これ自体で痩せる、というわけではない。実際、何週か続けるうちに、不食日明けに体重を測ったところで、大した減はない。サイクルの中にこういう日がある、ということ自体が大切なのだと思う。なぜ大切なのかは略。

 

② 火~金の糖質オフの生活

 火~金は基本的に糖質オフの生活。具体的な食事の目安は公式の情報を参照のこと。結局のところ、巷間にあふれる糖質制限の類と同じく、糖質を摂らない、食事量を相対的に抑え目にするという、ごく基本的なことが大切なのだろうなと思う。実際、体重に変化が現れるのは、不食日明けではなく、こうした生活を過ごす週の真ん中から後半にかけてのことの方が多い。

 この生活を始めてから、職場で頼むお昼のお弁当をおかずのみにした。弁当屋さんから届けられたおかずのみの折詰めを見て、職場一同「・・・ちっちゃ(小さい)。」と唖然とした。別におかずまで減らしてもらったわけではない。しかしまるで気を遣っておかずのサイズまで落としてもらったのではないかと思うほどだった。重量的にも軽かった。ごはんは重い。これは食後の感覚的にもそうで、糖質オフの生活を続けると、週末にごはんや麺類を摂った後、腹あたりを中心とした体の重たい感じが気になるようになる。

 さて、さすがにお昼にそのサイズのおかずのみにすると従来の食事量とのギャップがひど過ぎるので、普段はこれに小ぶりのサラダと、汁物を足している。基本であるところの咀嚼してこぶし二つ分の量からはややはみ出ているだろう。しっかり結果を出したい人は、こうした例外をなくした方がよいと思う。しかし大デブで体重が減り始めの頃は、これでも充分体重の減少は続く。

 朝夕も同様で、やはりきちんと結果を出したければマイ・ヴァージョンや例外をつくらないに越したことはない。実際、最近体重の減りが個人的に少ないのは、単に停滞期というだけではなく、例外が増えてきたからだと思う。しかし基本を頭の隅に置き続けると、自分が例外に踏み込んでいる実感はあるし、体重をまめに測れば、その例外がどれくらいの影響を及ぼすのかがよくわかる。少なくともはじめの一ヶ月あたりは基本に忠実に、以降は継続に最適な方法を模索するのが吉なのではないかと個人的には思う。

 

③ いわゆる美食の日

 土日は食事の内容を制限せず、量だけ目安を守る美食の日。大デブの感覚からすると、ウィークデーの節制の反動でドカ食いをしそうなものだが、これは案外ない。宴席だけは唯一自分のペースを見失ってしまいがちな時だが、そうでなければ度を越すことはない。これには理由がいくつかある。

・せっかく痩せているのに、土日で過食してそれを台無しにしたくない

・日ごろの糖質制限が習慣化して、積極的に糖質を欲しない

・糖質をはじめ、ものをたくさん体に入れると、体が重く感じるようになっている

・月曜の不食で収支をちゃらにするのではなく、土日に収入を抑えたいと思えるようになる

 

 と、こんな風に、①~③のサイクルの中で、それぞれの取組が相互に関連し合って、やがて以前に比べると良好な習慣が形成されていく。これが月曜断食の一番よいところかと思う。相対的にストレスが少ないのも、続けられる要因の一つでもあるだろう。