ベンジー
DODワンハンドキャリーソファ。ドッペルギャンガーというアウトドアブランドの居住用具のシリーズ。2018年1月時点で11201円。ほぼ定価くらいだろうか。
アウトドア用で折り畳んで簡単に運べる。割合デザインがポップで、クッション性もまずまずなので部屋用に買う人もいる様子。己はメインは家用、時々外用という感じで購入した。
30後半の独身貴族ならばもっとよいソファを室内に拵えてもよくはある。しかし転勤族であること、そして今のところは仮住まいのつもりで住んでいて、タイミングが調えばそう遠くないうちに引っ越すことも考えていること、等など総合すれば、立派なソファはやや尚早の感がある。加えてボロのアパートなので3階なのにエレベーターもなく、階段も極狭とくれば、運び入れるのもひと苦労。組立式でもよいが、そこまでの情熱はない。以上の点を思えば一つの割り切りとしてこれはアリかと思っている。室内での移動も簡単だから、配置換えも楽だろう。
ヨコ幅は大人2人はまあ余裕でいけるくらいの広さ。身長174cm、体重100kg超級のデブが2人並ぶと苦しいかもしれない。まあそのくらいになれば広さはオーケーでもビジュアル的にだいぶ苦しいけれども。いずれにせよ2.5人とか3人には程遠く、見てのとおりアーム部も細っこい木製なので、大人1人が寝転がるのは諦めた方がいい。本来の用途で、ただ座る。それだけ。
座り心地はまずまず良い。くれぐれも余計にクッションを重ねないこと。つくりが当然普通のソファより薄いので硬かろうと思い程なくクッションを重ねたのだが、それが間違いだった。相性が悪い。低反発のクッションを載せるくらいなら、取っ払ってそのまま座る方がよほど良いことに後で気づいた。薄手だが、案外ふかふかしている。性格上部屋に長居しないし、一つところに長時間じっとしていることがないので何とも判断しきれないが、飯を食う間、簡単な読書をする間くらいなら割合快適さは保てると思う。
あとはアウトドアでの使い勝手と、使用経過がどうかというところだが、それはそのうち。
総合してそれなりの買い得さはある。数値を伴った詳細なスペックは他所でお調べなさい。
であること
無為にもまた価値があるとはいいながら、休暇も少し終わりが見えてくると少しそわそわするところがないでもない。それもあって今晩くらいはさすがに飲むまいと思っていたら、母が浮かれて安手のスパークリングワインを買って、一気に飲み切るべしというつくりになっていたらしく、結局付き合うことになった。息子が買ったボウモアを知らぬ間にハイボールにして「あら、こらうまかねえ」という70半ばのこの婦人は、物忘れもひどくなりながら未だ元気である。
墓参と新年の挨拶であちこち周り、気づけば増えた親類の子どもにお年玉をやり、ひととおりあれやこれやと役割をこなした。
さて、そろそろ長短含めた計画を練る作業に目を向ける頃かしらん。
写真はふと開いたApple Musicで流れたステイプル・シンガーズ。特に意味はなくて、良い風情だと思ったまでです。